『販売管理システム』を導入されて
普段、「木材市」に直接関わることのない姫に「魚の市場と同じで、山から木を切り出品する出荷者と、その木材を求める買方のためのセリ市です。」と分かりやすく説明を始めてくださったのは、POWERFULな社長さん。
国産木材のセリを行う場所は、広島県内に4つ、東部では唯一とのこと。
月に2回開かれるセリには、岡山・広島はもちろん四国から”木のプロ”達が集まり太夫(たゆう)=競る人)を中心に、セリをすすめていくそうです。
実際、市は、生産者と業者が集まり活気あふれているとのことで、昔はお酒をふるまったり、お祭りのような盛り上がりだったとのことでした。
姫も、機会があれば、ぜひ伺ってみたいと思いました。

「(株)福山中央木材市場」さんが扱うのは国産材。そのこだわりの理由は
○国土の保全(Co2削減) ○資源の循環 ○地域活性化
他のエネルギーや食品等とは違って、木材は100%自給できる「日本で唯一」といっていいほどの資源。”その”地域の空気を吸って”その”環境の中で育ってきた”その”土地の木を使う。

「自分の家に国産材を使いたいけれど、どうすれば、地域の木を使って家をたてられるのか?」という声を聞いて、いずれは「プロのアドバイスをしながら個人のお客様に木を選ぶところから関わってもらえるような仕組みができたら!と思っています。」
「日本で育てた木を、日本で使い、そしてこれからの未来に残せる山を維持していけるような循環ができていけば!!!」と熱く語って頂いた姿はとても印象的でした。

ここ「(株)福山中央木材市場」さんにも弊社の販売管理システムを導入され活用されています。
以前は、人・物・時間がゆっくりながれていて、一人ひとりゆっくりと時間をかけて、市を開くことができたそうです。
しかし、今は大量の木材を短い時間のなかでセリにかける必要があり人間のスピード能力だけでは追いつかない部分も多々でてきました。「販売管理システム」を導入して、その日のうちに、請求書と清算書を発行することができるようになり、以前は夜中までかかっていた事務処理が5.6時間は効率アップできるようになったとのことでした。
今は、太夫(たゆう)が紙と鉛筆の代わりに、ハンディー型の装置を使ってパソコンに直接データを送信できるようにしていくことを想定し準備中。

短い時間の中ではありましたが、社長さんとお話をしていたら 『人間の手では運ぶことのできない大量の大きな木材と一緒に木材に対する愛情と買い手に対しての安心感を届けているんだなあ〜』 と、強く感じました。
会社情報
株式会社福山中央木材市場

〒720-2124 広島県福山市神辺町川南1316-2
TEL:084-963-1001
FAX:084-963-1021
http://www.fukuyama-cyumoku.co.jp/

≫姫の恋文8月号にも掲載しています。